新NISAを始めるならどの証券会社がいいの?
新NISAの証券会社を何を基準に選べばいいかわからない!
新NISAを始めるにあたって、どの証券会社が自分に合っているのか知りたい!
そんな気持ちを抱えている方へ向けて書いています。
目次
こんにちわ、FPネコのぶっちゃと言います。僕は、2級・ファイナンシャルプランニング技能士、日本証券業協会・1種外務員資格を取得しています。
今回は、新NISAを始めるならどの証券会社がオススメなのか、3つの証券口座を3つのポイントで比較させていただきました。
結論、操作性や使いやすさ、連携サービス関連を重視するなら楽天証券、ポイント還元率を重視するならSBI証券、通常ランクのクレジットカードでの積立の還元率を優先したい人はマネックス証券がオススメ!
この記事を読めば、自分がどの証券会社で新NISAを始めるべきかわかります!
自分に合った証券口座を見極めて2024年から新NISAを始めましょう!
もし、先に新NISAの概要を知りたい方は、下記の記事からまず読んでみてください。
関連記事・・・2024年新NISAは何が変わるの?ざっくり要点を絞って解説!新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較
新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較(導入)
人気のあるSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社で新NISAにオススメな証券会社を比較しました。
あまり多くのポイントで比較すると分かりにくいと感じる方もおられると思います。そこで、3つの項目に絞って比較しました。
比較内容を図.1に示します。
各項目についてそれぞれの証券会社の特徴を見て、比較していきたいと思います。
毎回、この部分は自分に合うなど、照らし合わせながら見ていただけると幸いです。
新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較(その1、ポイント還元)
ポイント還元は、クレジットカードによる毎月の積立によって受取れるポイント(以下、クレカ積立)と投資信託を保有している間、残高に応じて受取れるポイント(以下、投信ポイント)の2つがあります。
クレカ積立は、毎月上限として5万円までしかポイントが付与されませんが、証券会社によって還元率が異なります。
また、投信ポイントに関しても証券会社や銘柄によって異なってきます。
受け取ったポイントは、買い物や投資などで活用できるのでもらえるに越したことはありません。
新NISAは、長期投資でやる方が多いはずです。なので少ないポイントでも、長い目で見た時にポイントがあるのとないのとでは大きな差があると僕は思っています。
新NISAにオススメの3つの証券会社では、それぞれどう違うのか見ていきましょう!
SBI証券
SBI証券で受け取れるポイントの種類としては、Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルの5種類があり、そこから選ぶことになります。
クレカ積立で使用できるクレジットカードは、複数あります。その中で、オススメなクレジットカードは、三井住友カード(NL)です。ランクとしては、3種類ありまして、ランクの低い順から、ノーマル、ゴールド、プラチナプリファードになります。各カードによって年会費や積立のポイント還元率などが異なります。
三井住友カード(NL)のランクによる比較図を図.2に示します。
クレカ積立は月に最大5万円という決まりがあります。これは、どの会社も同じです。
クレカ積立の還元率がプラチナプリファードでは、5%ですがこれは、今のところ業界トップです。ただ、年会費が33000円もすることもあり、ゴールドの方が人気があります。人気の秘密はやはり、年会費の優遇によるものだと思います。年間100万円の買い物をすることによって、翌年以降の年会費が永年無料になります。
しかし、注意が必要なのは、毎月の新NISAでの投資への積立額は、100万円の中に含まれません。なので、年間のクレジットカードの支払いが普段から100万円を超えている方にはオススメだと思います。カードの種類は人それぞれ特徴に合ったカード選ぶ必要があります。
次に投信ポイントです。これは、投資している残高に応じてある割合でかけられます。投資信託の銘柄によって受け取れるポイントの還元率は異なります。SBI証券の場合、最大で0.25% / 年です。
例えば、つみたてNISAで人気のeMAXIS Slim 全世界株式なんかは、0.0175% / 年、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)では、0.0326% / 年のように異なります。もしも、100万円eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資していたら、326ポイント受け取れます。
微々たるものですが、何もしなくても入ってくることを考えると僕はこのポイントにもこだわるべきだと思います。
SBI証券のポイント還元率は、クレカ積立、投信ポイントを合わせると他の証券会社に比べてかなり優れています。
楽天証券
楽天証券では、楽天ポイントを受け取れます。クレカ積立に使えるカードは、楽天カードのみとなります。楽天カードにもランクがあって、ノーマル、ゴールド、プレミアムに分かれます。そして、ランクによってクレカ積立の還元率が異なります。
楽天カードのランクによる比較図を図.3に示します。
クレカ積立の還元率は、最大でプレミアムの1%になります。新NISAでのクレカ積立は、毎月5万円が限度です。
しかし、楽天証券には、楽天キャッシュ経由で投資すると0.5%還元というもう1つの積立方法があります。これも毎月5万円が限度ですが、クレカ積立と併用可能です。なので、楽天証券は、毎月10万円までポイント還元を受けることができます。つまり、最大で毎月、500+250=750のポイントをゲットできます。毎月10万円にポイント還元があるのは、現段階で楽天証券だけです。新NISAで毎月10万円の積立を検討している方にとっては嬉しいポイントですよね。
次に投信ポイントです。楽天証券の投信ポイントの一覧を、図.4 に示します。
図.4 にも記載しておりますが、楽天証券の投信ポイントは、保有している投資信託の残高が、基準残高を超えた際に一度だけ受け取ることができます。
なので先ほどのSBI証券のように、毎年ある割合で受け取れるという制度ではありません。全ての基準残高を超えて全てのポイントを受け取れたとしても2090ポイントしか手に入りません。
投信ポイントに関しては、楽天証券は、弱さが際立っています。
マネックス証券
マネックス証券では、マネックスポイントを受け取れます。マネックスポイントは、他社のdポイントやTポイント、Pontaポイントなどに交換することもできるので使い道にも困ることは無いと思います。
新NISAのクレカ積立に使えるカードは、マネックスカードというクレジットカードになります。マネックスカードにはランクは特に無く、1種類です。
マネックスカードの特徴をまとめた図を図.5 に示します。
通常の買い物では、1%還元ですが、投資信託のクレカ積立では、1.1%の還元率です。
気になる年会費は、初年度無料の翌年以降は、550円です。しかし、年間に1回でもカード利用があれば、年会費は無料になります。そのカード利用には、なんとクレカ積立分も含まれます。つまり、マネックス証券で新NISAを始めて、クレカ積立をするだけでマネックスカードの年会費を無料にできるというわけです。
年会費を割と簡単に無料にできて、積立の還元率も高還元率なのはマネックスカードの強みだと思います!
投信ポイントに関しては、0〜0.08% / 年で、銘柄によって異なります。人気なeMAXIS Slimシリーズなどの低コストファンドは0.03% / 年です。しかし、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)やSBI・Vシリーズなどは、0% / 年です。おそらくeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)1本で新NISAを考えている方も多いと思います。なので、その方からすると、0% / 年は、残念な部分かもしれません。
まとめ(SBI証券がポイント還元率は1番優位)
結論から言いますと、ポイント還元率の項目では、SBI証券が優位だと思います。
ただ、クレカ積立だけで考えると、1.1%還元のマネックス証券が優位であると思います。マネックスカードは、クレカ積立をする場合、実質年会費無料です。年会費も掛からず1.1%還元は、やはりマネックス証券の一番の良さだと思います。
楽天証券は、クレカ積立とは別に楽天キャッシュで毎月5万円で0.5%の還元を受けれます。なので、月に10万円投資する方に関しては、楽天証券も負けてはいません。
SBI証券は、ゴールドカードの年会費が、年間の利用100万円で翌年以降無料になります。100万円利用が苦ではない方は、クレカ積立で1%還元をゴールドカードで受けるのが良いと思います。また、加盟店舗でよく買い物や食事をする方なんかは、プラチナプリファードを検討するのも良いでしょう。
投信ポイントに関しては、完全にSBI証券が優位だと思います。楽天証券は、ほとんど無いに等しいと言っても過言ではありません。マネックス証券は、人気のeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)やSBI・Vシリーズなどで、0% / 年なのが、残念な部分です。それらに比べてSBI証券は、人気商品でもしっかりと投信ポイントが毎年付与されます!
これら全てを加味して、ポイント還元率に関してはSBI証券が一番優位だと僕は思っています。
新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較(その2、連携サービス)
証券会社を選ぶに当たって銀行やサービスとの連携が1つのポイントになってきます。銀行との連携は、その銀行の普通預金金利をアップさせてくれるなどの利点もあります。自分の生活の中に自然と投資ができる環境があるのが一番ストレス無く新NISAを始めることにも繋がると思います。
それでは、3つの証券会社で比較していきます。
SBI証券
SBI証券には、関連として、SBI経済圏と言われるものがあります。これはSBIグループでの連携になります。
連携対象としては、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行、三井住友銀行、Oliveなどがあります。これらの連携サービスを利用することでSBI証券で主要なポイントであるVポイントを有効活用することができます。このVポイントは、三井住友カードの支払いに使えたり、SBI証券でポイント投資ができたり、楽天ポイントなどの提携しているポイントに交換できたり、ギフトカードに交換できたりと使い道は豊富です。
また、銀行との連携では、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行がオススメです。
それぞれの連携した時のメリットを比較した図を図. 6に示します。
新生コネクトとハイブリッド預金はどちらか1つしか連携できないので選ぶ際は、注意が必要です。
新生コネクトをした場合、ATM手数料の無料回数を無制限にできたり、他行振込手数料の無料回数も月50回にできたり、SBI新生銀行の普通預金金利を0.1% / 年にできたりと、SBI新生銀行のメリットはかなり大きいと思います。
ただ、住信SBIネット銀行は、外貨入出金サービスや米ドル定期自動入金サービスなど海外投資をする場合のメリットがあります。米ドルの買い付けの際にも住信SBIネット銀行はメリットがあります。米ドル買い付けの際に、SBI新生銀行では、1ドル当たり7〜15銭掛かりますが、住信SBIネット銀行は、1ドル当たり6銭、積立で買い付けると3銭です。なので、新NISAで米国株や米国ETFを検討中の方は、住信SBIネット銀行の方がオススメだと思います。
Oliveについても簡単にご説明致します。
Oliveとは、三井住友グループが提供する銀行口座やカード決済などをアプリで一括管理できるサービスのことです。
Oliveのメリットは、Oliveフレキシブルペイというカードを使って三井住友カード(NL)と同じようにクレカ積立ができる点、三井住友銀行の各種手数料を無料にできる点、対象加盟店での買い物時のポイント還元率を上げることができる点、アプリからSBI証券の取引残高や損益状況の確認ができる点などがあります。
また、毎月1回、投資信託や米国株を購入することで、対象の加盟店でポイント還元率を上げることができます。ただ、三井住友銀行の口座開設が必須になるので、口座開設が必要になってきます。
SBI経済圏にはお得がたくさんあり、どんどんサービスは向上していっているので今後にも期待ができます。
楽天証券
楽天証券の関連は、有名な楽天経済圏があります。
楽天市場や楽天銀行、楽天モバイル、楽天ペイなど皆さんが聞いたことあるものばかりなのではないでしょうか?
楽天銀行は、楽天証券とマネーブリッジという連携をすることができます。このマネーブリッジを設定するだけで、楽天銀行の普通預金金利を本来の0.001% / 年から上げることができます。
普通預金残高が300万円以下の場合までは、0.1% / 年に上がり、普通預金残高が300万円を超えた分は0.04% /年に上がります。
SBI新生銀行の新生コネクトと並び、0.1% / 年ですがこれはメガバンクなどの普通預金金利の100倍なのでかなり大きいですよね。
また、マネーブリッジの設定やポイントで投資信託や、米国株式の購入で楽天市場でのポイント還元率を上げることができます。楽天市場でよく買い物する方からするとこれも大きなサービスだと思います。
楽天経済圏の良いところは、生活のほぼ全てを楽天のサービスで賄えるという点ですよね。なので、楽天経済圏をすでに使用している方からすると、楽天証券は、生活の一部として取り入れやすいと思います。
マネックス証券
マネックス証券には、経済圏と言われるものは、今のところ存在しません。SBI証券や楽天証券などのように連携して金利がアップするなどの銀行もありません。
しかし、即時入金サービスというものがあり提携している銀行であれば、オンラインでマネックス証券に入金することができます。本来なら即時入金サービスは、1回330円掛かります。ただ、マネックスカードを持っていると、5回まで無料になります。
また、2024年1月4日からマネックス証券は、docomoの連結子会社になることが決まっています。大手通信キャリアで有名なdocomoですが、今後、マネックス経済圏を作り上げていくための大きな存在になるかもしれません。なので、マネックス証券の連携サービスに関しては、現在は乏しいが、未来には期待できる可能性はあります。
まとめ(連携サービスに関しては楽天証券が1番優位)
連携サービスに関しては、やはり楽天経済圏が一番強いので楽天ユーザーからすると楽天証券が一番生活にも馴染みやすく使いやすいのかなと個人的には思います。
SBI経済圏も最近向上してきていますが、生活全てを賄えるという点では、まだまだ楽天経済圏には届いていません。
最近では楽天のサービスの改悪がどんどん発表されてきていますのでこれからSBI経済圏が追い越す可能性やマネックス経済圏が一気に来る可能性も無いとは言えません。
しかし、現段階では連携サービスで楽天証券に勝るものは無いのかなと感じております。
新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較(その3、使いやすさ)
新NISAを始めるにあたって証券会社の使いやすさも証券会社を選ぶ際に重要なポイントです。ホームページの画面の見やすさやアプリの使いやすさなどがわかりやすいかどうかでちょっとしたストレスを感じてしまいます。この使いやすさに関しては個人差があると思いますので、あくまで僕の感想であることをご了承ください。
3つの証券会社でそれぞれ見ていきましょう。
SBI証券
SBI証券は、残念ながらホームページの画面がわかりにくいで人気です。いろんな設定をする際、ファンドを見つける際など、画面の見やすさはとても大事ですが、圧倒的に使いにくい印象です。
ただ、アプリに関しては、わかりやすいと思います。SBI証券は、株アプリや米国株アプリやかんたん積立アプリなどに分かれていますので、初心者の方からすると自分がする投資だけ絞ってアプリを使用すれば良いので、その点わかりやすさもあります。新NISAではかんたん積立アプリを使うことになります。
なのでホームページに関しては、使いにくいですが、アプリで代用できるかなという印象です。
楽天証券
楽天証券は、ホームページの画面がわかりやすいで有名です。なのでよく投資初心者に関しては楽天証券がオススメという声を聞きますし、実際に僕も見やすさや使いやすさを実感しています。
新NISAを始める方は、投資初心者の方も多いので、画面のわかりやすさも証券会社を決めるために大事なポイントです。
また、アプリのiSPEEDも画面がわかりやすく、さらに日経新聞が無料で読めるという特典がついてくるという大きな特徴があります。
マネックス証券
マネックス証券のホームページ画面に関しては、SBI証券ほどわかりにくいことはありませんが、楽天証券ほどわかりやすくはないという肌感です。
ただ、ツールとして、MONEX VISIONというツールが使えるのが特徴です。
MONEX VISIONは、自分のポートフォリオを分析、診断、し自分の理想を叶えるための分散投資法を一緒に考えてくれるツールになります。
なので、投資初心者が何もわからない状態から新NISAを始めてもMONEX VISIONを用いれば、自分の性格や目標に合わせたポートフォリオを作成することができます。
まとめ(証券会社の使いやすさ的には楽天証券が1番優位)
新NISAを始める人は、投資初心者、もしくは今まで投資をしたことがない方が多いと思います。なので一番ホームページの画面がわかりやすい楽天証券がやはり使いやすいのかなと思います。
SBI証券のアプリやマネックス証券のツールもわかりやすいですが、基本操作に関してはホームページを使うことが多いので楽天証券を一番にさせてもらいました。
新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較(まとめ)
冒頭でもお話しさせていただきましたが、新NISAをするにあたって、どんな人に、どの証券会社がオススメかという結論ですが、
操作性や使いやすさ、連携サービス関連を重視する人なら楽天証券
ポイント還元率を重視する人ならSBI証券
通常ランクのクレジットカードでの積立の還元率を優先したい人はマネックス証券
がオススメです。
自分の性格や今の生活感に合っているなどをそれぞれの証券会社の特徴と照らし合わせてみて最終的に決めるのが一番正解だと思います。
まとめ
今回は、新NISAにオススメの証券会社を3つのポイントで比較しました。
自分に合いそうな証券会社は見つかりましたか?
新NISAに向けた準備は早いに越したことはありませんが、焦らず自分のペースで決めることが重要です。
自分にピッタリの証券会社で新NISAを始めていきましょう!
僕の書いた記事が少しでも参考になれば幸いです。( ・∇・)
最後まで読んでいただきありがとうございました。(^ ^)
以上、ぶっちゃのアウトプットでした!またね〜!!
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